省エネモードとは?
毎月かかる必要経費の中でも、特に金額がかさむもののひとつが電気代です。
電気代を節約しようと考えているのであれば、現在使っている家電が省エネかどうかを一度確認してみましょう。
省エネ家電というのは、少ない電力を使って通常の状態で稼働できる電化製品のことです。
省エネ家電はエネルギーを無駄なく使うように設計されており、消費電力が大幅に抑えられているため、電気代も節約できるというメリットがあります。
日本では2018年12月1日に省エネ法が施工され、省エネ家電に対する認識が高まってきました。
省エネモード家電の種類
省エネ法の一部である「トップランナー制度」では、現在商品化されているものの中で、エネルギー消費効率が最も優れているトップランナー製品の性能を基準として製品を開発することが定められています。
トップランナー制度が敷かれたことにより、現在市販されている家電は、以前の製品よりも格段に省エネ性能が向上してきています。
例えばエアコンやテレビ、照明器具、さらに電気便座や冷蔵庫などは通電時間も長く、電気消費量が大きいので、今使っている電化製品が10年以上前に製造されたものの場合には積極的に買い替えるのが得策です。
まだ使えるからもったいないと感じられるかもしれませんが、新しい製品に買い替えることによって、電気代を大幅に節約することができます。
具体例で言うと、2011年に購入した冷蔵庫の場合、電気代が13,000円〜15,500円程度かかるのに対して、新しい冷蔵庫では同じ容量でも電気代を8,500円以内に節約することができます。
省エネ家電かどうかは、「省エネルギーラベル」や「統一省エネラベル」、あるいは「簡易版統一省エネラベル」といったラベルを確認することでわかります。
省エネ法によって定められた性能が基準を満たしているかどうかを表しているのが省エネルギーラベルで、ラベルには省エネ性マークの他に省エネ基準達成率とエネルギー消費効率、目標年度が表示されています。
ですから、これから家電を買う予定がある人はまずラベルを確認してみることをおすすめします。
省エネモードのメリット
省エネモードの家電は、電気代を節約できるだけではなく、環境問題にも貢献できるという大きなメリットがあります。
使用する電力量が減れば、エネルギー生産に必要とされる化石燃料の使用量を削減することができます。
このため、温室効果ガスの排出量も削減され、環境に貢献することができるわけです。
温室効果ガスの排出を抑えることによって、地球温暖化とそれに伴う気候変動を和らげることができますので、ぜひ省エネ家電への切り替えを考えてみてください。