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LEDの節約効果ってどのくらいなんだろう

LEDとは

LEDといえば省エネ効果の高い照明として有名です。
LEDというのは「Light Emitting Diode」の略で、日本語では発光ダイオードなどとも呼ばれています。
LEDが発明されたのは1962年のことで、発明者は世界最大の複合企業として知られるゼネラル・エレクトリックに所属していたニック・ホロニアック氏です。

LEDは最初、ディスプレイや信号、標識に使用されていました。
1993年になって青色 LEDが登場すると、照明にも使用され始めます。
ゼネラル・エレクトリックが27WのLED電球を公開したのは2013年のことです。
100Wの白熱電球と同じくらいの明るさをもつ27WのLED電球は低価格なのが魅力で、瞬く間に世界中に普及しました。

LEDのメリットとデメリット

LED の大きなメリットは、なんと言っても消費電力が少ないことにあります。
白熱電球と比較すると約20%、蛍光灯との比較では約30%、そして水銀灯と比べても約25%の消費電力ですので、電気代を節約したいお母さんにはLED電球が圧倒的におすすめです。

消費電力の消費が少ないのと並んで、電球の寿命が非常に長いのも LEDの大きな特徴です。
白熱電球の寿命が1000〜2000時間、蛍光灯が6000〜12000時間、水銀灯の寿命が約12000時間であるのに対して、LED 電球の寿命はなんと40000から60000時間です。
つまり、LEDの電球の寿命を40000時間と見積もったとしても、1日10時間、年間で3000時間で LED電球を点けておいた場合、10年間も電球がもつことになります。

毎月の電気代を節約できるだけではなくて、電球代も節約できるのが LED 電球のメリットなわけです。
白熱電球の寿命が数ヶ月、蛍光灯の寿命が数年間ですから、LEDは耐久性の面でも優れていることがわかります。
ご家庭でまだ白熱電球を使用しているお母さんは、LEDへ切り替えることを検討するといいでしょう。
ただ、LEDの照明器具は白熱電球や蛍光灯の照明器具よりも高めに設定されていますので、初期費用がかかってしまうデメリットは否めません。

LEDの普及状況

消費電力を大幅に節約できる LED照明は世界的に急速に普及してきています。
国内の大手照明メーカーでは水銀水俣条約に沿って蛍光灯の照明器具の製造を中止してLEDに一本化する方針を立てています。
場合によっては補助金や助成金を受けられることもありますので、興味のある人は調べてみることをおすすめします。
例えば東京都には「LED照明等節電促進助成金」というものがあり、主に中小企業を対象に助成金を支給しています。