ふるさと納税の仕組み
最近、ふるさと納税を実践する人が増えてきました。
ふるさと納税というのは2008年の5月からスタートした仕組みのことで、寄付金税制のひとつです。
自分が選んだ自治体に寄付をすることによって税金が控除されるのがふるさと納税の大まかな仕組みで、好きな自治体に寄付をすることによって、その自治体に納税しているのと同じような扱いになるのです。
ふるさと納税がスタートした背景には、生まれ育った故郷に納税をしていない人が多いという事実があります。
生まれ育った故郷を後にして、就職を転機に都会で生活をし、その都市に納税をしている人は多いですが、このようなケースでは生まれ故郷の自治体に納税をする機会はありません。
ところが、ふるさと納税を利用することによって、自分が生まれ育った故郷に納税をすることができるわけです。
自分が生まれ育った故郷でなくても、ふるさと納税をすることも可能です。
例えば大学時代に住んでいた自治体や、思い出深い旅行先などにふるさと納税をすることも可能です。
ふるさと納税のやり方
ふるさと納税をする際には、まず最初に寄付金控除上限額を確認することが大切です。
ふるさと納税をすることによって控除される金額は、家族構成や所得などによって違ってきますので注意しましょう。
自分が応援したい自治体を選んだら、申込みを行います。
自治体によっては、地元特産の魅力的な商品を御礼の品として用意しているところもありますので、好みの自治体を選ぶことが肝心です。
寄付金活用法によってふるさと納税先を決めるのもいいでしょう。
寄付を行うと、自治体から御礼の品と「寄附金受領証明書」が届きます。
寄附金受領証明書は税金の控除手続きを行う際に必要となりますので、大切に保管しておきましょう。
なお、2021年の寄付分からは「チョイススマート確定申告」を利用できるようになりました。
チョイススマート確定申告を利用すれば、書類を記入する手間が省け、確定申告の手続も簡単にできます。
さらに、税金控除を受けるためには確定申告、あるいはワンストップ特例制度の申請手続きを行う必要があります。
自治体によって、アプリによる申請が簡単にできるところなどの違いがありますので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
アプリでオンライン申請が簡単にできる自治体なら、申込みも簡単です。
ふるさと納税のメリット
ふるさと納税をすることによって、気になっている自治体に納税ができるだけではなく、地元の特産品を御礼として受け取ることができます。
コシヒカリなどの精米やシャインマスカット、桃などといったフルーツを御礼として用意している自治体なら、地域の特産品を存分に楽しむことができます。
北海道の海鮮食品も個人的にはおすすめです。