新居に招待されたときは?
新しい建物を購入または新築した際に行なう新築祝いですが、気を付けておきたいのがマナーです。
親しい間柄でも、マナーは守らないと失礼に値にします。しかしながら、新居の購入は人生でも1度きりといってよいほど珍しいもの。そのため、新築祝いにおけるマナーを知らない人も多いといえます。相手に失礼とならないために、楽しい宴席を迎えるために、そして、今後の知識のためにも新築祝いの作法について説明していきます。
贈るタイミング
新築祝いでは、どんなに親しくても贈り物は欠かせません。
とりわけ、贈るタイミングには注意が必要です。新居のお披露目会に招かれた際には、お披露目会の当日までに贈り物を届けるよう手配しておくのが一般的です。招待された人のなかには、どうしても都合が合わないという人もいます。もし当日お披露目会に参加できない場合は、事前に報告してから贈り物を手配しましょう。
基本的には、新居が完成してから30日間内に贈り物をするほうが望ましいのですが、新居の完成後は準備に追われて家主がバタバタしていることも多いため、現在は新築の完成から、半月~2ヵ月程のタイミングで贈り物を届けることが一般的です。
また、贈り物を準備したからといって、当日手ぶらで訪れるのはあまりよいとはいえません。当日は、集まったみんなと共有できる食べ物や飲み物を持参しましょう。
プレゼントの選び方
お祝いの品では、現金や商品券、カタログギフトなどが定番です。
これは、贈り物がかさばらないという点やもらった側が自由に商品を購入できる点が挙げられます。カタログギフトでは、贈り手の手間がかからず、受け取り手に欲しい商品を選んでもらえることから人気を集めています。
また、新築祝いでは新居に住みはじめて日が浅く、今後必要になるものを把握している人もたくさんいます。カタログギフトをプレゼントすることで、新居に必要と思われる商品を選択しやすいのです。
避けたほうがいいもの
新築祝いの贈り物はなんでもよいという訳ではありません。「縁起物」という言葉があるように、ものごとの因果関係を結びつける考え方があります。
贈り物に避けたほうが良いものとして、コンロ、花火、キャンドルなど火を連想させてしまうものはNG。新築と火の組み合わせは縁起的に大変相性が良くないのです。そのため、新築祝いの贈り物で火と関連づけられる品物は避けましょう。
縁起的にNGとされる贈り物もありますが、物理的にも良くないとされる贈り物もあります。例えば絵画、掛け時計などの飾りものです。飾りものは新居に穴を開けてしまう可能性があるため、新築祝いの贈り物には向いていません。どうしても贈りたい場合は、「新築祝いとして適してはいない」旨を伝えた上で贈ってよいか確認しましょう。